地獄経験値

結論から言うと地獄を早く経験した方が良いと言いたい話。


・やると決めた土俵で地獄のような経験をしてでも成果を出す覚悟があるか?

・これまでの地獄のような経験を今に生かせているか?忘れてないか?

・地獄を味わったけどまだいる人はみんな活躍している


という話で

新年度なので自分向けに

配属希望を出す15新卒向けに

現在地獄の中にいる人に勇気を与えるべく


怖いタイトルですが、書きます。



説明


地獄経験値大事だなーと思ったきっかけがいくつかあって

そのきっかけと考えたことをもとになぜ地獄を味わうことが大事かを裏付けていきます。

(ここから長くなります…)


・日々タクスタの技術責任者と話していること

結局ものづくりは勝負どころで寝ずに努力できるか

とか夢中になっちゃうかだったり

そういう経験をしたことがあるかが大事


・「仮想デスマーチ」という施策が上手くいった

かなり忘れづらい3.18(サイバーの日)を締め切りとしてプロダクトをいったん作り上げたら

個々のパフォーマンスも上がったし組織としての連携プレーや分担も洗練された


・うちのようなネットの会社で市場より後発で勝負する場合の話

経験の差を普通じゃないやり方で埋めないと取り残される=無価値になってしまうので

やると決めたら地獄のような努力をするという考え方が前提


・その昔の大障害を乗り越えた経験を飲みの場で思い出した

自分たちで蒔いた種が地獄になったら死んでも乗り越える気持ちで乗り越えた

その時(ユーザー様には迷惑をかけてしまったが)エンジニアとの結束が強まり

おまけに緊急ジャッジの連続でサーバーについて詳しくなった


・関根くんと飲んでいて課金で死ぬほどコケた経験まじ大事となった

実利、実損を自分が生み出してしまう恐怖と緊張感は

プロデューサーを精神と時の部屋に送り込むほど強烈(つまり禿げるほど集中できる)

ゆえにゲームのプロジェクトリーダー経験者はよく出世するのか?


・地頭が良すぎる伊藤直樹と面談していて出た話

唯一10月の総会逃すとしたら大きい失敗を他のやつより早くできなかった場合で

成長にドラマがないし大失敗したやつと比べると自分の力量以上の仕事ができるタイミングが遠くなるからな、と話しながら自分でも納得した

彼の場合考えてから行動できるし考えるスピードが早いので芯を喰った仕事を次々としてくれるというかもうしてるんだけど、それゆえコケづらい


・とある新卒に「動画とか楽しそうで〜♪」と言われて強烈に違和感を感じた時

サークル気分でいつになったら市場に影響を与える戦力になるつもりなんだ?

いつまでにどうなるためにどこでどういう経験をする逆算をしているんだ?してねーだろと言いたくなった、というか言ったw


・最近あした会議で同じチームになった蜷川からひしひしと感じた

彼の事業部はネット広告のとある分野で日本一の仕事をしているんだが、その日々の業務はゲーム運用のごとく地味で孤独。だけどその組織を率いて日本一のパフォーマンスを維持どころか常に進化させている。


・「運を支配する」から藤田社長がニュートラルでいられる理由を考えた

きっと忍耐強く苦労し続けているから

今回の著書は成功している経営者、麻雀最強位からのありがたいお言葉でしたが「渋告」や「起業家」は内容の大半が苦い話だったもんなー


田久保の場合


自分は?というと二つの要素があって今の仕事をさせてもらえていると思っています


・この6年間、良いリズムでだんだん大きい地獄を経験させてもらえたこと

(浮き足立った配属時<新規でコケる<大障害<100人の成長を犠牲に自分が成長した)

+それぞれ勝負所と捉えて周り方の協力のおかげで乗り越えられたので地獄の裏返しが成功になった


・性格上、地獄の最中はそこが地獄だと気づかないこと

(生粋のポジティブマインドとストレス無感症ゆえ、地獄とは感じられてないけど振り返ってみると二度と経験したくないわ( ;´Д`)と思う、それゆえ潰れずに乗り越えたり抜け出せた)


活躍している人は順風満帆に見えますが共感いただけるリーダーは多いような気がします。


まとめ


いろいろふまえて「今地獄の中だ」と感じている人はなんとしても

人の力を借りてもその地獄を乗り越えて地獄経験者の生き残りになってほしいです。


組織を率いるリーダーとしては

自分が閻魔様になれるかどうか、メンバーや弟子をドラマチックなレベルで苦労させられているかどうかを気をつけたい。


一方で仕事が楽しくてしょうがない、寝る間も惜しんで働きたい!という天国をつくることの方がさらに大事というのはもちろん忘れない。


いろいろ言いましたが「地獄経験値」は言い換えると

「ドラマチックなレベルで苦労した経験があるかどうか」なのかもしれない。

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